Stable Diffusion WebUIの起動が遅い 件について、ある方法を試したところ色々なことが改善されたり、ちょっとした発見があったので記事にしておきます。
WebUIを使い始めて約1年。アップデートする度に。そして、日を追うごとにWebUIの起動時間が長くなっていくのが気になっていました。
また、起動してもCheckpointやLoRA、Textual Inversionなどの読み込みに時間がかかったり、読み込みに失敗することも増えました。
LoRAの読み込み問題については、過去にも記事を書いていますので、ご興味があれば合わせてお読みください。
再インストールすれば軽快に動作するのですが、いちいち再インストールするのは相当な手間ですし、現実的ではありません。
何か良い方法はないか?と考えることしばし。。。
そこでふと思ったこと。
「WebUIのキャッシュって、どこに保存されてんの?」
WebUIに限らず、キャッシュを削除すると邪魔なファイルや古いファイルなどが無くなり、快適に動くようになったりします。
とりあえず、この「キャッシュを削除する方法」を試してみました。
キャッシュを削除する
早速、思い当たるフォルダを覗いてみると、ありました!WebUIのキャッシュフォルダ!
キャッシュフォルダのパスは、以下のとおりです。
※ %USERNAME% は、ご自分のユーザー名に置き換えてください。
C:\Users\%USERNAME%\.cache\huggingface\hub
エクスプローラーで開く場合は、以下の順に開いていけばOKです。
PC → Windows(C:) → ユーザー → 自分のユーザー名 → .cache → huggingface → hub
このフォルダ内にWebUIに関する諸々のキャッシュが保存されていました。
今まで疑問に思っていたAdetailerのface_yolov8n.ptなどのモデルも、ここにありました。
今回は、huggingfaceフォルダを削除しました。
キャッシュを削除した結果
huggingfaceフォルダをフォルダごと削除してWebUIを起動してみました。
コマンドプロンプトにエラー表示はなく、今まで異常に時間がかかっていたCheckpoint、LoRA、Textual Inversionなども問題なく短時間で読み込み、正常に起動しました。
もちろん、画像生成にも問題ありません。
キャッシュ削除後の初回起動時は、新たに必要なファイルを作成したり、ダウンロードしたりするので、若干時間がかかります。2回目以降の起動時間は、短くなります。
※作業の際は、自己責任でお願いします。
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